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不妊で悩んでいる方への当院の対応の1つに。
生理の状態を観察し、自然な状態に戻す、というものがあります。
不自然な状態にもいろいろあります。
当院に来られた方では、
生理の周期が以前は28日だったのに、今は33、35、40日と延びている。
生理前に気持ち悪い。生理が来たら大丈夫。
初日は激痛で一日に3回薬飲む。
生理は平気。排卵時につらい。
生理が12日続いた。
高温期にあまり体温が上がらない。
月に2回生理が来た。
そもそも、生理がこない。生理が止まった。
などなど。とにかくいろいろ。
月のうち半分を、生理による不調で学校を休んでいるという方も・・・
(病院での結果は、大病院での検査でも異常なしの判断。整体的にみると、いろんなところが異常に見えます。)
こうした不調に対して、私たちは骨格をみながら、手で感じ、話を聞きながらひたすら頭をフル回転、解決策を考えます。
生理にむかって開くべき骨盤が開いていないのか?
骨盤の動きが固い? 歪んでいるから?
肩こりや腰痛で体が固くなっているから?
動きが悪い? 形が悪い?
背骨のカーブが崩れて内臓も骨盤内に下がっている?
骨盤の動きに悪影響を及ぼしている原因は?
どんな姿勢で仕事をしている?
砂糖の摂りすぎなどで骨盤の開閉力が阻害されていないか?
パソコン仕事で首、後頭骨が固まり、連動して骨盤も固まっているのでは?
首が固く、自律神経的な調整が上手くいっていない?
全身のポイントから、それをどう解消するか。
メンタル面の緊張、ダウンが、体のどこに影響している?それは骨盤にまで届いているか
クスリの副作用でお腹が固い?
運動不足?運動しずぎ?運動の内容が悪い?
筋腫、膿腫がある、その原因は病院では教えてくれないけれど、そもそもそうしたものにも原因はあるではないか?
いろいろなことを考え、施術で修正し、次の生理、排卵に向けてどう過ごしてもらって改善するか。
昔からの体の癖であれば、修正、良い状態のキープに時間もかかります。
しかし、望む結果のためには、やるべきことをやらないといけない。
クスリやらなんやらコントロールしようとしても、所詮は対処的に目先の症状を抑えようとしているだけです。
欲しいのは、着床しやすいフワフワのお腹。
受精後、流産しない、お腹の赤ちゃんが育ちやすいフワフワのお腹。
その表れとしての、きれいな生理周期、痛くない生理、きれいな高温期、低温期。
その理想状態を取り戻すための、骨盤管理。健康管理。
そこに、マニュアルはあるような、ないような。
人間のシンプルさ、複雑さそのものです。
結構、望む結果はシンプルなことで得られたりもします。
(家でのパソコンをやめて、睡眠を増やしたら良くなった、とか)
本当はシンプルなことなのに、そのシンプルな、自然なことが崩れている、それに気づかない、体に意識がいっていない人も多いでしょう。
私は男性なので生理の不調について体感はないですが、女性のみなさんも生理の不調について、その原因を考えたり、つきつめたりしている人は少ないように思います。
マクロビやったら、布ナプキンにしたら良くなった、という方もたまにいらっしゃいますが。同じことをやっても良くなってない方もいる。
(マクロビも、布ナプキンも、その考えには賛成です!)
良さそうなものを全部やってみるのも良いことです。
でも骨格、骨盤を直接確認して、原因を探してみて、対策を考える、のがよりいいですね。
不妊、生理は、もちろん体のいろんな部位、内臓なども関連していますが、「骨盤」が大きく影響していることに間違いはないでしょうから。
とにかく、多くの方は痛みどめ、誘発剤とか、不調が酷いと最後にはピルを処方されているだけの方も多い・・・
そんな、自分の体の声を打ち消すだけ、封じ込めるだけのようなことを、いつまでも続けないで!と、大事な人には言いたいです。
(一時的であれば、上手く薬を使うことには賛成です。)
自分の嫁が、はたまた自分の娘が生理痛で痛みどめを毎月飲む、なんて状況は絶対に許さない、考えられない、そうはさせないですね。
生理の不調は、せっかくの、自然な体の声、自分の心と体が発してくれている声、サインです。
それにどう向きあうかは、目先の痛みの解消、ご懐妊、のみならず、将来の体つくり、家族の健康管理、思考の仕方そのものにもつながっているよに思います。
自分の体の反応を指針にして生きる。
自分の体の感性を高める。
現代人には、なくなってしまったことなのかもしれません。
だから、これだけ医学が発達しているのに、ガンとかが減らないのでしょう。
なんて、精神論みたいになってしまいましたが。
でも、それが自然な判断のはず。
その判断を狂わす情報が溢れ返っている。
西洋医学、製薬会社からだけの解決策は、あくまでも一つの策。
それも、自然とは言い難い、不調に対する対処的なものであることは、もう十分わかっているはず。
あくまでも、主役は自分自身の体。自分の考え。自分の感性。
その感覚、感性を高めたい、大事にしたいですね。
少なくとも、まずは私たちの院にご縁があって来られた方には、少しでも自然な体の反応を取り戻して頂きたいと、心の底から思っています。
当院の方の話ではないのですが、聞き伝えで、あーそれそれ!と思える話を今日聞きました。
3人のお子様を自宅出産した、という方のお話。
もっともっと、子供を産みたい、というお気持ちが強く、
「出産は、とても気持ちがいい。出産って、快感!」
ということでした。
これは、実は出産に関する本などを読むとよく書かれていることです。
私自身は、ご来院の方などにこのことを聞いたことはなかったのですが。
自然な出産、産前産後を、本当に自然に、理想の姿で過ごしたい、と考えると、一つの結論として「自宅出産」に至ることはあるでしょう。
出産日でも、畑仕事をしていた。
早くから分娩台で構えているようなのではなく、無理に出そうと力むのではなく、自然に力が入って出てくる。
産後は、すぐに動かず、左右の骨盤が揃ってくるのを寝てじっくり待つ。
などなど、理想の、本来の出産の姿があります。
そうした自然な体の活動を無視して、帝王切開、促進剤などを安易に行うこと、自然な骨盤の動き、人体の活動を阻害するようなことを避けることを考えると、確かにちゃんとした指導のもとで行われる「自宅出産」は一つの理想の姿なのでしょう。
(もちろん、出産時死亡率の低い日本の病院にはすばらしい技術がある、という安心感もあります。
もし、自宅出産をしたいと言う方には、事前からいろいろと体を整える準備が必要でしょう。安易な準備の方にはお勧めできません。)
整体師として、いろんな方の骨盤の崩れを見ていると、どうしてこうも骨盤が本来の形、動きをしていない人が多いのか疑問に思い、それは現状の医療の分娩体制にも原因があることを、ただの知識ではなく、施術現場の実感として感じることがあります。
(生んで間もないのに、分娩台から部屋まで結構な距離を歩かされたとか、促進剤を使ったときのほうが難産だったとか、短い入院期間後、産後のアドバイスもなく上のお子様を多く抱っこしていたとか、結果、骨盤の広がりが大きかったり、体も手のシビレ、腰痛、膝痛、目まいなど不調のオンパレードだったり、など、など)
体が整っていれば、体から出す、という行為がとてもスムーズで気持ちいいはず。
たとえはあまりよくないかもしれませんが、便が出ると気持ちいいのと同じ。
大きな便でも、骨盤が整い、筋肉の伸びなどもきれい、スムーズであれば、スルッと出て気持ちがいい。
逆に小さな便だからといって、出てきやすい、出しやすいとは限らない。かえって頑張って力まないと出てきづらかったりしますね。
ですので、骨盤の状態も最高で、環境がバッチリであれば、出産行為そのものは快感である、という知識にも、感覚的にですがわかるところがありました。
そして、それをまさに言葉にする人がいた、ということで。
やっぱりそうなんだ、と納得させられた言葉でした。